「fusion360で組み立て図を簡単に作れるらしい」という情報を見付けましたので、試してみたという話です。

    今回用意したデータがこちら

    何のパーツでしょうか?私にもわかりません。

    このデータ、じつは

    複数の部品に分かれます。

     しかもパーツは5種類あります。
    ですがこのままだと何が何だかわかりません。そこで表題にあった爆発図(分解図)になります。

    作り方は、fusion360を『アニメーション』に切り変えて、カメラをホームポジションにした状態で、パーツの位置を変更。

    そのあとに『図面作成』するだけです。簡単。

    作成したのがこちら。

    5種類のパーツが、どこに組み立てか分かるようになりました。

     しかしこれは、はたして実用出来るのだろうか?
    よくよく見ると接続場所が、かなりざっくりです。例えば④⑤がどのようになっているのかがわかりません。少なくとも、この用紙1枚では伝わらないと思います。このあたりは注意点ですね。
     とはいえ、別の図面と組み合わせることで理解が増すのは間違いないとは思います。
    できれば1枚で伝えたい物ですけどね。(そもそも分解図とはそういう物ですし)
    ほぼ自動だから仕方ないのかもしれません。
     

    少し実験。

     これは以前作成したデータの一部を、同じように全自動で編集したものです。

     わかりそう!でわかりませんね。
    それもそのはず。あくまで動作した物体の軌跡の中心点を繋いでいるだけですから。

     移動してない物は、軌跡がありませんから中央あたりの部品は分かりにくいです。
    あとパーツリストを作成すると、自動でバルーンが作ってくれるのですが、なぜかリストは作成してくれるのに、バルーンが②しか作ってくれません。
     おそらくですが、親コンポーネントのみカウントしてるような気がします。親コンポーネントは、データを製作しやすいようにフォルダ分けしているに過ぎないので、それをバラしたら出来そう?
    親コンポーネントで数えて2番目なのが、そういう事な気がします。最悪手動でちまちまやれば上手く出来るとは思います。今回はしませんけど。

     全自動では、こんな物だと思います。まして簡易的なアニメーションを利用した操作なので、爆発図(分解図)の保証は、そこまでしていないのだと思います。
    調べてみるとsolidworksとかなら、精密に作れそうです。(持ってません)
    今後のfusion360のアップデートに期待しておきましょう。

     とはいえパーツリストを製作するうえで、大いに役に立つ技術だと感じました。

    ではまた。


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